調理師になるための知識

調理師は様々な環境で活躍できますし、いまや「食」への関心はとても高いものだと言えます。

食の大切さ

毎日の食事は必要なエネルギー吸収の源となっており、人間が生きていく上で、とても大切な役割を持っています。

そこで重要となってくるのが「エネルギーの吸収「体組織をつくる」「体の機能の調整」の3つ働きで、この3つをしっかりと補給するためには、様々な食材の組み合わせ、日々におけるバランスの良い食事を意識し、たくさんの栄養素を摂取することが大切です。

よく眠ったり、よく運動したりということも大切ですが、もっと大切なのは毎日の食事に気をつけることによって、カダラの成長や健康維持を考えることなのです。

とかく現代人は、栄養が偏ってしまったり、ダイエットという名目で十分な量の食事を取らなかったりと、とかく健康な生活をないがしろにしがちです。

また、食事するということは、健康やカラダのためだけでなく、おいしく楽しく食事するということは、人の心を豊かにします。

何気ない食事とはいえ、人は楽しめる時間とコミュニケーションする場を自然と持っているのです。

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気をつけるべき生活習慣病

運動や休息、食事などの生活習慣によって、発症する病気や進行していく病気などがあり、これは自身の生活習慣を改善することによって、予防することができます。

例えば、糖尿病などは、血液中の糖分濃度が高い状態が続く病気で、失明や痺れなどが起こってきます。血糖また、最悪の場合血糖値が極端に高い場合、命の危険もありますから、直接的に血糖値を高くする一番の原因である暴飲暴食はさけ、栄養バランスの良い食事をとることが予防と治療になります。

メタボリックシンドロームは、内蔵に脂肪が蓄積していく、いわゆる肥満状態のことで、これは腸の周りやは腹腔内にたまる内臓脂肪によって、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病が重なりがちで、悪化すると心筋梗塞脳梗塞の原因となる動脈硬化を急速に進行させてしまいます。

高血圧症は、血液の流れる際に結果に強い圧力がかかっている状態で、適切な治療をせずに放置しておくと、脳や心臓、腎臓、目などに重大な合併症を生じます。 高血圧の食事療法は、エネルギーや食塩の過剰摂取に注意し、さきほどと同じく栄養バランスのとれた食事をすることが大切で、特にお菓子や嗜好飲料などの糖分や、揚げ物・調理油などの油脂のとり過ぎによるエネルギーの過剰摂取に十分に注意しましょう。