調理師になるための知識

調理師は様々な環境で活躍できますし、いまや「食」への関心はとても高いものだと言えます。

調理師学校主催「食育教室2021」夏から続々開催

全国調理師養成施設協会は、全国の調理師学校で、食育普及のための参加型授業「食育教室2021」を開催していて、今年で18年目を迎える同教室の今年度は、7月8日現在全国から29校が参加を表明しています。

食育教室は、食のプロを養成する調理師学校が一般に向けて食との向き合い方を考える機会を提供する場で、日本の食習慣をよりよいものとすることをめざして開かれる食の体験型教室で、子ども向けから大人向けまで地域に根差したバラエティ豊かな内容で展開されています。

一般の向けのプログラムは、講習会と調理実習で構成され、講習会では食材の旬や食事のマナー、地産地消などについて学び、調理実習では、地域の特産物を食材として利用することを意識している学校も多数あります。

親子向けの教室では、調理経験があまりない子どもでも楽しく、気軽に参加できる内容で、学校の教員だけでなく学生・生徒も、参加者をサポート。

夏~秋にかけて実施する学校のプログラムで、夏休みの自由研究や思い出作りにもおすすめとなっています。

「食育教室2021」は「何を食べる?誰と食べる?どう食べる?」をテーマに、同協会が提唱する食育の3指針を盛り込んだ内容で、どんなものを食べたら安全か、危険かという「選食」の力や知識を身につけ、食事についてのしつけとともに、バランスのよい食事を心がけるよう指導。また、食料や農業に関する問題や、環境問題を意識する内容となります。

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