調理師になるための知識

調理師は様々な環境で活躍できますし、いまや「食」への関心はとても高いものだと言えます。

調理師になるには

調理師になるために重要なことは、まず「食」に対する関心があるということで、厚生労働省の統計調査によると平成27年の調理師の平均年収は、平均年齢43歳で331万円ほどなのだそうです。

目安としては、調理師見習で月収14~19万円程度、一人前になって25万円前後が相場となっているようです。

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さて、その調理師なのですが、調理師免許を取得するためには、2通りの方法があります。

  1. 厚生労働大臣の指定する調理師養成施設に1年以上通い、必要な知識や技能を習得する。
  2. 飲食物を提供する施設や飲食店で、厚生労働省の定める調理の実務経験を2年以上積み、都道府県知事が実施する調理師試験に合格する。

養成施設で調理師の技術などを学び、卒業後、調理師免許を申請すれば、調理師試験を受ける必要はありません。

調理師免許を受ける方法であれば、試験を受けるために調理に関する実務経験を2年以上積まなければなりません。

まぁ、料理人として働くのであれば、必ずしも調理師の免許が必要というわけではありませんが、調理師免許はあるにこしたことはありません。 個人で独立開業であれば問題ないのかもしれませんが、「まずは老舗で調理の勉強をしたい、修行したい」と思ったときに調理師免許を持っていることが応募の条件となっている場合があります。

ちなみにこの調理師免許の試験、合格率は一般的に60%〜65%ぐらいとなっているのですが、ここ近年は年々難しくなりつつあると言われていて、その試験の内容も、食文化論、衛生法規、公衆衛生学、栄養学、食品学、食品衛生学、調理理論の中から出題されることになります。