調理師になるための知識

調理師は様々な環境で活躍できますし、いまや「食」への関心はとても高いものだと言えます。

ジャパン・フード・セレクションに「スペシャリテ部門」が誕生

2013年より優秀な食品・飲料を審査評価して「グランプリ」「金賞」「銀賞」「銅賞」「協会奨励賞」の5段階に認証表彰してきたジャパン・フード・セレクションに、2024年4月(募集締め切り毎月20日)より、新たなカテゴリーとして「店舗で食べる料理=スペシャリテ部門」がスタートします。

ジャパン・フード・セレクション

一般社団法人日本フードアナリスト協会は、2013年より優秀な食品・飲料を審査評価し「グランプリ」「金賞」「銀賞」「銅賞」「協会奨励賞」を認証してきていて、毎月募集し、2024年3月発表分までで618品の認証を発表しており、特にこの1年間は認知度も上がり年間(2023年4月~2024年3月)は378品が受賞。

スペシャリテ部門」の審査は基本的には訪問調査を基本とし、評価のチェック項目も、従来のジャパン・フード・セレクションと同様「味覚」だけでなく、「食前感」「食中感」「食後感」「五感」等内部的要因のほか、ストーリー性や安全性、清潔感、内装、環境、サービスからマネジメント、マーケティングブランディングまで最大で100チェック項目に至り、店舗のカテゴリーによって傾斜配点が細分化されています。

審査員はすべてフードアナリスト資格を持った食の情報の専門家で、1次審査30チェック項目はフードアナリスト4級以上、2次審査50チェック項目はフードアナリスト3級以上、そして最終審査はフードアナリスト2級以上の審査員が誠実、公正、中立、厳正に審査を行います。

出品エントリ―は、従来のジャパン・フード・セレクションと同様に「フードアナリスト資格者による推薦エントリー」「自薦によるエントリー」の2種類があり、フードアナリストによる推薦エントリーは、全国47都道府県すべてに在住する23,000人のフードアナリストが上位賞(金賞、グランプリ)に値する品目を推薦する制度で、ジャパン・フード・セレクションのAWARDとしての最大のUSPとなっています。

スペシャリテ部門」においても全国23,000人のフードアナリストに上位賞(金賞、グランプリ)を狙えるスぺシャリテを推薦していただき、出品を案内する事で、地方や小さな飲食店の料理や食品にも光が当たるように図ります。

辻󠄀調理師専門学校 東京、2024年4月開校

食のプロを育成する教育機関、学校法人辻󠄀料理学館が、2024年4月、新たに東京都小金井市に「辻󠄀調理師専門学校 東京」を開校。

辻󠄀調理師専門学校 東京
現在、東京都へ調理師養成施設および製菓衛生師養成施設として設置認可申請中で、1期生として、調理師本科(1年制)40名、調理応用技術マネジメント学科(2年制)160名、製菓衛生師本科(1年制)40名、製菓応用技術マネジメント学科(2年制)120名、合計360名の学生を募集予定となっています。

学校法人辻󠄀料理学館は、1960年大阪に開校した「辻󠄀調理師学校」にはじまり、厚生労働大臣指定の専修学校「辻󠄀調理師専門学校」と「辻󠄀製菓専門学校」を運営、独自のカリキュラムを提供するグループ校と合わせ、これまでに14万人以上の卒業生を輩出し、その多くが日本や世界各国の飲食業界で活躍しています。

これまでの伝統と教育ノウハウを継承し、創立65年目の節目にあたる2024年4月に、新たに「辻󠄀調理師専門学校 東京」の開校を目指していて、開校の地に選んだ東京都小金井市は、古くから続く都市農業の振興地域であり、本校が目指す学びを実践していくにあたり、最適なエリアであるとし、隣接する国立大学法人東京学芸大学とも2022年に連携協定を締結し、「食と環境」をテーマに教育研究を深化させ、両校が培ってきた「知」を集結させて次代を見据えた学びを提供するようです。

「foodskole(フードスコーレ)」2021年度後期の募集スタート!

食の学び舎 「foodskole(フードスコーレ)」が、2021年度後期Basicカリキュラムの受講生を募集!

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2021年度後期Basicカリキュラム

何か特別なスキルを身につけるというよりは、答えのないテーマに関して、自分なりの落とし所をみつける。

インプットとアウトプットを繰り返しながら、「食」をとおして興味ある分野を中心に関連領域を広げながら、これからの生き方に直結するような生涯学習の場を目指します。

今回はフードスコーレの学び合いのメインとなるカリキュラムの中でもBasicカリキュラムの募集となっており、「食」を学び始めたいと思っている方、これまで学んできてより探求したい方、一緒に取り組む仲間を探している方など、動機は人それぞれ異なるのですが、私たちと一緒に、「食」について学び合いませんか

Basicカリキュラムとは

「食」にまつわるさまざまなフィールドで活躍する講師陣を招き、立場関係なく学び合う約半年間の授業カリキュラムで、各パートには、課題領域に向き合うプロフェッショナルの方々をゲスト講師として招き、「聴く」「知る」という内容ではなく、対話やワークショップなどを交え「考える」「発表する」ことも取り入れていきます。

カリキュラムを進行していく中で、ゼミや部活動などの課外授業といった有機的な学びの場が生まれています。

2021年度前期の授業テーマは、食が生産されてから、食卓に運ばれ、わたしたちの口に運ばれ、そしてその後どうなるのか。

そうした食の「循環」をストーリーとして置きながら、環の中の各パートをユニークな視点で切り取って考えていく、というプログラムで行ってまいりました。

今までの参加者は、シェフ、食品メーカー勤務、学校の先生、学生など様々です。育った環境や年齢も性別も経験値も異なる人たちと一緒に学び合うことで新たな気づきが生まれます。

「2021年度後期Basicカリキュラム」テーマは「食欲」

人間が持つ食欲とは。食欲がもたらすプラスとマイナスなこと。

そんな食欲とどうつき合えば良いか。食欲について考えることで、環境や食産業や文化、また自分自身の食への向き合い方に新しい視点を加えられるのでは、そんな期待感を持っています。